32歳からオシャレになりたいブログ

32歳既婚男性がオシャレを目指すブログです。

【MTG-B1000XBD-1AJF】世界一カッコいいG-SHOCK(暫定)を買った話

いきなりですが世界一カッコいいと思われるG-SHOCKを買いました。

これです。

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時計のピント合わせは難しい

どうですか? 世界一でいいですよね?

 

1年以上勉強して資格を取ったので、自分へのご褒美ということで購入しました。
資格を取った話はこちらのブログで語っています。

planetarywords.hatenablog.com

それではこの時計の良さを語っていきます。

 

G-SHOCKとMT-Gシリーズについて

G-SHOCKについていまさら説明する必要なんて無いですが、おそらく日本で一番有名な時計でしょう。タフネスを追求し尽くした結果、たどり着いた極地。アイスホッケー選手が全力でシュートしても壊れないことで知られています。

 

youtu.be

そんなG-SHOCKの中でもMT-Gシリーズは上位機種となり、デジタル・樹脂製のイメージの強いG-SHOCKですがMT-Gはアナログ盤であり主に金属素材が使用されます。ですがフルメタルというわけではなくメタルと樹脂、メタルとカーボンといった異素材が融合され、実用性が高められています。

 

MT-Gシリーズは2021年時点でB1000とB2000のシリーズが存在しますが、機能は大きくは異なりません。どちらもG-SHOCKとしての対気圧、防水といった強度はもちろん、ソーラー駆動と、電波同期、Bluetoothによるスマホ時刻同期機能があります。

このBluetooth機能に僕は惹かれました。これまで、いわゆるスピードモデルと呼ばれるG-SHOCKのDW-5600を使用していました。おそらくG-SHOCKと聞いて思い浮かべるイメージはこのモデルになるかとおもいます。このモデルは低価格ながらソーラー駆動と電波同期機能を兼ね備えており、日常使いとしては申し分ないスペックを持っています。

 

Amazon | [カシオ]casio G-SHOCK BASIC FIRST TYPE DW-5600E-1V ...

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DW-5600。愛称は映画「スピード」主演のキアヌ・リーブスが使用していたことにちなむ。

 

しかし、僕の住んでいる場所では電波が受信できず手動で合わせるしかありませんでした。電波基地は日本では東京と大阪しかないので、名古屋のような中途半端な都市部だと電波を拾うのが難しいのです。(田舎だと電波ノイズがないので逆に拾いやすくなる)

 

2021年時点での最新はB2000シリーズですが、僕はあえてB1000を買いました。B2000は12角形を基調としていますがB1000は円形であるところが好きです。角張るとどうしてもデジタル感=メカっぽい印象が生じますが、B1000は円形なのでアナログ感とG-SHOCKが元来持つメカニックなイメージとのバランスが良いです。

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MTG-B2000

 

MTG-B1000XBD-1AJFについて

今回僕が購入したMTG-B1000XBD-1AJFではベゼルが積層カーボン、バンドがメタルと樹脂が組み合わせられています。

 

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カーボンベゼルは光の反射で綾織模様に輝きます。この写真や他の製品紹介だとこの光沢がキラカードみたいでダサいなーと最初は思ったのですが、実物は常にギラギラ反射しているわけではなく、シックで高級感のある輝きを見せてくれます。

カーボン素材はその装飾性だけでなく、軽量かつ強度が高いため実用性も備えています。また赤と黒の積層構造になっており、側面から見たときにのみ気付くことができるアクセントとなっています。均一な層を作るにはかなりの技術力が必要らしいですが、僕としてはこれはあってもなくてもどっちでも良かったかな...。

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これまでとこれからの時計遍歴

社会人になりたての頃には、僕も海外製の機械式の高級時計がほしいと思ったことがありました。しかし、僕は図体がでかいのとものすごく不注意な人間なので、体をあちこちにすぐにぶつけてしまうんですよね。すでにこのMT-Gもぶつけていますし。デリケートな高級時計なんてとてもじゃないですが扱えないです。

また、ものぐさでもあるので時刻合わせやゼンマイ巻をするのも面倒に感じてしまいます。試しに買ったオリエントの1万円くらいの機械式時計を持っていますが、冠婚葬祭のときくらいしか使っていません。

僕が高級時計に惹かれない最後の理由として、値段に見合う価値を感じられないという点があります。確かに高級時計には高度な職人技術や希少材料が使われているかもしれませんが、だからといって何十万円も出せるかというと僕の金銭感覚には合わないなと思ってしまいます。ロレックスのような人気のある高級時計だと購入価格よりも高く売れることがあるため資産になるという考え方もありますが、上述の通り丁寧に扱うことができないのでそれも無理です。

ということで、メンテナンスフリーで使用できるこのMT-Gは僕にうってつけというわけです。今後めちゃくちゃお金持ちになって高級時計を気軽に使い捨てられるようになれば話が別ですが、おそらくそんなことにはならないのでこれからもG-SHOCKを愛用していくのではと思います。

 

今回、G-SHOCKに改めて興味を持ちましたが、他にもたくさんのシリーズがあり驚きました。G-SHOCKといえばカジュアルなイメージでしたが決してそうではなく、多種多様なラインナップがあるので良いなと感じるものがきっとあるのではと思います。みなさんも探してみてはいかがでしょうか。

【Levi's】メイドインジャパンモデルと米国流通モデルを比較してみた

 

Levi'sのMade in Japanモデルがセールで安くなっていたので買ってしまいました。

前回購入した米国流通モデルの501がかなりダボッとしたシルエットなので、Made in Japanコレクションのなかでもスリムフィットの511を購入しました。

 

購入したのはこちらの「LEVI'S® MADE&CRAFTED® 511™ BOTO MADE IN JAPAN」です。いちおう製品リンクを貼っておきますが、セールになるくらいなので生産中止になるかもしれません。

www.levi.jp

 

MADE IN JAPAN COLLECTIONとは?

その名の通りリーバイスのなかでも日本で生産されたジーンズになります。

そもそもジーンズにおいて日本製というのは生地・縫製ともに最高品質とされ高級品となっています。国産のジーンズを買おうと思ったら2万円以上は出さないといけません。

僕が購入したメイドインジャパンの511も定価は¥24,200となっていますが、セールで¥10,000ポッキリとなっていました。これは破格と言って良いでしょう。

 

Made in Japan Collectionでは日本のカイハラ社のセルビッジ生地を使用し、縫製・加工も日本国内で行っている正真正銘のメイドインジャパンになります。

ただ、カイハラ社のセルビッジ生地といっても綿100%ではなくポリウレタン2%が混合されています。高級ジーンズの多くは綿100%なのでそこはマニアにとってはマイナスポイントかもしれませんが、そのおかげでストレッチ性が生まれ履きやすさが向上しています。

Made in Japan 511のディテールを見てみよう

ではさっそく購入した品物を見てみましょう。こちらです。

 

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革パッチは通常は茶色ですが、Made in Japanモデルは黒になります。

また、日本製ということで日の出のマークが箔押しで輝いています。

 

 

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セルビッジの特長である赤耳ですが、ご覧の通りインディゴ、赤、白の縞模様になっています。

この模様はモデルごとに異なるそうです。

 

 

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エストの裏にはMade in Japanモデルであることを示すタグが縫い付けられています。

また、このモデルはMade & Craftedシリーズの中のMade in Japanコレクションという位置づけなので、Made & Craftedのマークがポケットの裏地に書かれています。

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Made in Japanコレクションと米国流通モデルを比較

前回購入した米国流通モデルの501と比較してみましょう。シルエットはそもそも501と511では大きく異なるので、ディティールのみを比較します。

 

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左(上):米国流通 右(下):Made in Japan

まずは裾の折り返し部分です。

米国流通モデルはセルビッジ生地ではないので赤耳はありません。また裾の縫目はチェーンステッチではなくシングルステッチになります。
Made in Japanモデルでは先程紹介したように赤耳模様があり、裾もチェーンステッチで縫われています。

チェーンステッチだとパッカリング(縫目によって出来る生地の凹凸)が大きくなり、独特の色落ちをします。こちらのMade in Japanモデルはリジッドではなく若干のユーズド加工がされているので、すでにチェーンステッチ特有のパッカリングが生じています。

 

続いてはウエスト周りのディティールです。

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上:米国流通 下:Made in Japan

エストのボタンは、米国流通モデルはフラットな金属ボタンですが、Made in Japanモデルではヘソのように凹みのあるタイプになります。

ポケットを補強するリベットは、Made in Japanモデルでは頭が潰された鈍色のリベットが使用されており、またコインポケットにはリベットがありません。

もしかしたらこれは特定の年代のビンテージを再現してるのかもしれませんが、そこまで詳しくないのでどういう意図なのかはわからず…。

 

ソーイングビーファンの方にはお待ちかね(?)、生地感とステッチワークを見ていきましょう。

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上:米国流通 下:Made in Japan

生地感としては米国流通モデルはゴワゴワとしたいわゆる通常のデニムですが、Made in Japanモデルは起毛した滑らかな手触りとなっています。これはセルビッジだからというよりは、ユーズド加工やポリウレタン混合のためかもしれません。履き心地は圧倒的にMade in Japanモデルが良いです。

ステッチですが、画像を見て分かるようにMade in Japanモデルのほうが細かく、糸も若干細いのではと思われます。米国流通モデルは頑丈さ、Made in Japanの方は繊細さを感じるステッチワークです。

 

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左:米国流通 右:Made in Japan

最後にLevi'sの特長である尻ポケットのタブとアーキュエイトステッチを見てみましょう。通常は米国流通モデルのように赤タブですが、Made in Japanモデルは青タブでLevi'sの社名もありません。

また、ブランドの顔とも言えるポケットのアーキュエイトステッチは表ではなくポケットの中側に施されており、表面にはその色落ちが浮き出る仕様となっています。

 

まとめ

見てきたように、Made in Japanモデルではディティールに相当のこだわりがあり通好みであると同時に、生地の伸縮性などの面においては使い勝手も重視された製品となっています。

今回は米国流通モデルの501と比較しましたが、米国流通モデルはザ・リーバイスといったアイコニックな特徴を備えた頑強な実用ジーンズの良さがあり、Made in Japanモデルは高度な生地と技術を求めた製品であるので、ある意味正反対な方向性と言えるかもしれません。やはりそれぞれに良さがあると思います。

 

今回Made in Japanモデルを購入してみてとても気に入ったので、セールのうちにもう一着買おうか悩んでいるくらいです。うーん、どうしよ。

 

16年使用しているベルトのエイジングにいまさら気づく

 

ふと最近、自分が使っている革のベルトがかなり年季の入ったものだということにいまさら気づきました。

そして思い返してみると16年も使用しているのではないかと思い至りました。なぜ具体的な年数が分かるのかというと、愛知万博が開催された頃に購入したことを覚えていたからです。

当時僕は高校一年で、買ったばかりのベルトを巻いてリニモに乗って長久手愛知万博会場に行ったことを覚えています。行ったというか、フリーパスポートを持っていたので何回も通っていました。

そんな関係ないことは置いといて実物を見てみましょう。

 

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どうでしょうか、けっこう味が出ていないですか?

 

購入直後の写真は当然ながら残っておらず、ブランド名なども記載されていないので、元がどんなものだったか比較することはできません。キャメルカラーと言っていいくらい明るい茶色だったはずですが、エイジングされた飴色になっています。

どこで買ったかすら覚えていません。高校生の頃の僕が買うとしたらライトオンか大須のベルト屋だと思いますが・・・。

 

このベルトは高校生〜大学生のころはほぼ毎日使っていたと思います。別に気に入っていたとかではなくて、服に興味がなさすぎてベルトを変えるという発想が全然なかっただけです。

当然ながら手入れもロクにしておらず、オイルも何も塗ったことがなく今まで使っていました。あらためて、よくひび割れしなかったな…。

他に持っていた革ベルトは使っているうちにひび割れてダメになったのですが、これはシンプルな作りだからか革質が良いからなのか、奇跡的に長持ちしています。

 

僕の持ち物のなかではかなりエイジングした革製品だということに気づいてから、慌てて丸洗いとオイルケアを実施しました。いまさらですが、これからも長く使っていけたらと思います。

 

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金具部分も黒ずんだエイジングしています。

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よく使うホールの部分は金具が当たり黒く変色しています。

 

ブログのタイトルの通り、僕はいま32歳なので、16年使用しているといったら半生を共にしていることになります。もはや相棒と言っていい存在なのでは。そのわりに全然大事にしてこなかったことを猛省しつつ、これから大事にしていきたいと思います。

今回の教訓としては、身近な存在の大切さに気付こうということです。うんうん。

「ソーイング・ビー」を観て服を好きになろう!の巻

 

いきなりですが、みなさんはソーイング・ビーという番組をご存知でしょうか。

ファッションが好きな方はぜひ観るべきですし、ファッションに興味がない人もこの番組を観れば服に対する見方が変わるはずです。

 

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ソーイング・ビーとは? 

ソーイング・ビーはイギリスのテレビ番組です。現在(2021年8月)はアマゾンプライムで字幕版シーズン1〜4が配信中、NHKで吹き替え版を放送しています。

番組の内容は、マチュア裁縫家たちが毎週3つの課題服を2日間で仕上げ、出来栄えを競い合う生き残りバトルを行うというものです。

もともとは妻が育休中にハマり、僕も見るようになりました*1。妻の母(僕にとっては義母)が裁縫好きで、妻も編物を嗜む手芸一家なので、この番組はまさにストライクだったようです。僕は手芸は一切やらないのですが、そんな人間が観てもこの番組は面白いです。

それではソーイング・ビーの魅力を語っていきましょう。

 

ソーイング・ビーの魅力その1「バラエティ豊かな出場者たち」

出場者たちは服作りを職業としてきた人たちではなく、あくまでもアマチュアの裁縫家であるところがこの番組のミソです。

まさに老若男女、バラエティ豊かな出場者たちが競い合います。裁縫歴75年のベテランお婆ちゃんもいれば、ミシンを扱い始めて2年のルーキーもいます。

バックボーンも様々で、たとえば夫や子どもの服を作り続けてきた主婦の他に、

・自作の海賊衣装を着て街に繰り出すヒゲのオッサン

・貧乏人だと思われたくなくて裁縫趣味をひた隠しにしていた馬術教官

・足を手術して内勤になり家庭裁縫を引き受けている巡査

・一度着たら使い捨てられるドレスを妻のために作り続けてきた陸軍中佐

とまあ、とにかく濃いメンツが揃っています。

そんな濃いメンツの中から推しの出場者を見つけて、その当落に一喜一憂するのも楽しみ方の一つです。*2

 

ソーイング・ビーの魅力その2「過酷なサバイバルと出場者同士の結束」

そんな出場者たちが挑む課題はとても過酷なものです。毎週2日間かけて3つの課題をこなします。型紙に従って2〜3時間で服を作る第一課題、既製服を1〜2時間でリメイクする第二課題、1日かけてモデルの寸法に合わせた服を作る第三課題です。

どの課題も時間的な制約が厳しく、また課題によっては素材や製法に指定があり、これまで趣味として自分の好きなように服を作ってきた出場者たちは四苦八苦します。制限時間内に作り上げることが出来ず、泣きながら未完成の作品を提出することも珍しくありません。

さらに作品を無事に作り上げたあとにも審査員による辛口批評が待ち受けており、すべての作品が順位付けされます。そして2日間を通して最下位だった出場者が脱落するのです。

 

そんな過酷な試練の中で、ライバルだったはずの出場者たちが結束していく様がこの番組の大きな見どころとなっています。もともと裁縫という同じ趣味を持つ者同士であり、徐々に仲良くなるうちに課題の中でもアドバイスするなど協力し合います。

誰かの作品が一位になれば祝福し合い、脱落者を決めるジャッジの場で誰も離れたくないと手をつなぎ肩を組んで結果を待つ姿は感動を覚えます。

 

ソーイング・ビーの魅力その3「服の歴史や裁縫知識が学べる」

審査員たちの評価においては当然ながら裁縫技術が優れているかどうかが問われます。審査を観ているうちに、服を作成するのにどういった技術が必要になるのか、優れた技術とは何なのかを知ることができ、それを見分けるポイントもわかるようになります。

たとえば、コバステッチ(布の端の縫目)が細く均一になっているか、柄物の布地において裁断された各パーツの継ぎ目で柄の連続性が保たれているか、といったことがよく見られています。

そもそも布というものは平面的なものであり、それを立体感・ボリューム感のある服に仕上げるためには様々な技術が必要になります。また素材によって伸縮性(伸縮率や伸縮方向)や光沢感、重量感が異なるため、それらを考慮して組み合わせることが重要です。

これまで普段何気なく服を選ぶなかで、せいぜいブランドと素材くらいしか気にしたことがありませんでした。この番組を見てからは服を見る目が変わり、どのようにして作られているのだろうという観点で服を見るようになり、服選びが楽しくなりました。

また各課題の合間に服や裁縫の歴史を紹介するコーナーがあり、フツーに勉強になります。イギリスの番組なのでヨーロッパ中心の歴史になりますが、貴族から庶民にファッションが広がる流れや、家庭に裁縫技術が広まった背景などを学ぶことができます。

 

 

長々と語ってしまいましたが、他にもたくさんオススメポイントがあり紹介しきれません。たとえば、審査員パトリック(老舗テーラーの経営者。下写真参照)の超高級英国スーツ姿とか・・・この辺にしておきましょう。

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パトリック(左)。見ただけで高級ってわかるスーツ。

 

とにかく、ソーイング・ビーを観れば今までよりも服が好きになること間違いありません。

僕も早く最新シーズンまで観ないと・・・

(えっ全部観てないのにこんなに語ってんのこの人)

*1:虹プロと同じパターン

*2:僕の最推しは第二シーズンの巡査デイビッド

Herzのミニショルダーを購入しました 〜the Beautiful World〜

 

毎週末に1歳の子どもを連れて食料品の買い出しに出かけるのですが、車を持っていないので大容量のバックパックを背負い、子どもを前抱きにしてヒーヒー言いながら歩くことになります。

子どもの体重も10キロを超え、牛乳やらなんやらを買おうものなら総重量は15キロを超えます。自衛隊の訓練なのでしょうか。*1

 

バックパックの欠点として、ものを出すときにいちいち肩から下ろす必要があります。これがかなり不便で、たとえば子どもを連れて病院に行くときに保険証やら母子手帳やらを窓口に提出するときに面倒なことになります。

サコッシュやボディバッグのような小物入れも考えたのですが。子どもを前抱きにしてリュックを背負っていると、体に密着するようなバッグを身につけるスペースがないわけです。

 

というわけで、Herzのラップフラップミニショルダーを購入しました。

 

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www.herz-bag.jp

Herzとは?

Herzは革カバンを主に扱う日本のメーカーです。「丈夫な鞄に仕上げる」をテーマに掲げており、シンプルかつ頑強なデザインが特徴です。

もはや無骨と言っていいほど太い縫い糸と厚い革で仕上げられた鞄は、ひと目見てHerzのものだと分かるほどです。(イタリアレザーを使用しエレガントに仕上げた「Organ」という製品ラインもあります)

東京、大阪、仙台、博多、そして名古屋に店舗があります。名古屋は丸の内駅から徒歩ですぐの場所にあり、販売店と工房が一体となっていて職人さんが売り場に立って製品を紹介することもあるようです。

店舗には大量の革製品にあふれており、ホームページでも豊富なラインナップに驚かされます。基本的には受注生産となるため1ヶ月ほど掛かりますが、店舗に並んでいるものであればその場で持って帰ることができます。

価格も国内のレザーバッグメーカーに比べるとリーズナブルで、実用的なレザーバッグに興味がある方に非常にお勧めです。

 

今回僕が購入したラップトップミニショルダーも、Herzを代表する厚革である「ラティーゴ」を使用した製品になります。

写真を見て、その厚さがお分かりいただけるかと思います。

鞄でここまで厚い革を使っているのは中々他で見かけません。

 

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もう一つの特色として、革が植物タンニンでなめされているため、経年変化が大きいということが挙げられます。

公式サイトや店舗にもエイジングサンプルがありますが、どれも元の製品とは全く異なる表情に変わっています。経年変化が好きで革製品を愛好している人間にとっては大きな特長だと思います。

 

 

購入してテンションが上がっているので、さっそく身につけてみました。

 

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 なんだこの角度。

ん???

 

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もはやお馴染みの画角。


なんか見覚えがあるような…。

 

あっ。

 

 

 

キノの旅じゃねーか!!

 

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中学の図書館でみんな読んでました。

 

鏡を見たときに「キノじゃねーか!」と思いましたが、画像検索してよく見てみたら、バッグじゃなくてベルトホルスターですね。よかった、キノみたいになってる32歳男性なんていなかったんだ。

 

ちなみに僕はキノの旅はほとんど読んでいなくて、電撃文庫では上遠野浩平秋山瑞人が好きでした。何の話だ。

 

 

 

 

*1:自衛隊では30kgを抱えて3夜4日行軍する訓練があるそうです。

米国流通(USライン)のLevi's 501をリジッドから履き込んでみる

 

 

僕は革製品が好きなのですが、その理由はやはり経年変化を楽しめるところにあります。使い込むほどに唯一の風合いに変化するのは楽しいですし、ひとつのものを長く使っていると愛着が湧きます。

 

そして革製品に並ぶ経年変化するモノといえばそう、デニムです。

ですが、僕はこれまでデニムに対して殆ど興味を持っていませんでした。

今までユニクロのセルビッジデニムを履いていましたが、経年変化を楽しみたいというよりはなんとなく素材感で選んだものであり、特にコレだ!と思って履いていたわけではありませんでした。

 

革製品を愛好するひとのブログを読むと、やはりデニムに対してもこだわりを持っている方が多いんですね。しかもリジッドから履き込んでエイジングさせていく人が多いです。

リジッドとはなにかというと、ジーンズというのは普通店に並んでいる段階ですでにウォッシュ(洗濯)されてある程度色落ちさせているものがほとんどですが、縫製されてから一度も洗われていない状態をリジッド(あるいは生デニム)と呼びます。

リジッドデニムは糊で固められており色落ちも全くしていないので、自分流に履き込んでいくことができます。

 

デニムを何本も履いてきた人がリジッドに手を出す、というイメージがありますが、無謀にも僕みたいなズブの素人がリジッドデニムにチャレンジしてみました。

 

今回購入したのはLevi's 501の米国流通ラインです。

 

item.rakuten.co.jp

 

Levi's 501とは?

いまさら説明するまでもないかもしれませんが、Levi'sの501といえばジーンズの始祖とも言えるものであり、Levi’sが主に炭鉱夫向けのワークウエアとして世界で最初のジーンズを生み出したものを原型としています。モデルによって多少の違いはありますが、基本的にはボタンフライのストレートジーンズです。Levi'sといえば501と言っても過言ではありません。

 

米国流通モデルとは?

米国流通モデルとはその名の通りアメリカで流通している501ジーンズのことです。日本で流通しているモデルとの違いはざっくり以下の通り。

 

 

米国流通

日本流通

生産国

中南米、エジプト

東南アジア

パッチ

サイズ展開

エスト、レングス共に豊富

レングスはほぼ固定

加工

リジッドが主

ウォッシュ加工済みが主

 

 米国流通モデルを選んだ理由としてはリジッドデニムだということもありますが、特にサイズの選択肢が広いことが挙げられます。日本流通のものはほぼレングスが32しかなく、身長185cmの僕が履くとくるぶし丈くらいになってしまうので…。

 

シュリンク・トゥ・フィットとの戦い

 リジッドデニムを選ぶ上でもっとも重要なのはサイズです。リジッドデニムを洗濯するとものすごく縮みます。Levi’sの公式では、「27〜36のウエストなら1インチ、レングスは〜34までなら3インチ、それ以上のレングスなら4インチサイズアップしろ」と書いています。つまりそれだけ縮むということです。

 ややこしいことにネット上の情報も錯綜しており、公式のとおりサイズアップして選べばいいと言うサイトもあれば、縮むことを想定したサイズになっているから普段のサイズを選べば良いという情報もあります。

米国流通モデルを取り扱うネットショップでは実寸値とウォッシュ後の縮んだサイズを載せているところがあります。専門店が書いていることなので、おそらくこれが一番信用できる情報でしょう。

ですが、「細けえことは良いんだよ!」というアメリカン・スピリッツで作られているのか(偏見)、個体差があるらしく、ネットショップ記載のサイズ通りというわけではないようです。

僕が普段履くジーンズはW32/L33〜34なので、今回はW33/L38を買ってみました。

L38は冒険しすぎた気がしますが、普段ロールアップできるほど丈が余らないので、ロールアップするのも良いかと思ったのです。

 

実際に届いたもの

楽天で注文して数日後、ついに米国流通501が我が家に届きました。

 

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これが米国流通かあ…。

正直、日本のヤツと違いはよくわかりません。

 

なんなら生地感は今まで履いていたユニクロのセルビッジデニムのほうが良いです。なにしろユニクロのセルビッジデニムはカイハラ社のセルビッジ生地を使用しており、3万円以上する高級ジーンズと同等の生地になります。

ですが、使われている縫い糸やリベットなどのディティールはやはりLevi'sの良さがあります。生地にこだわるのであればLevi'sのセルビッジモデルを買うべきですが、値段が3倍くらいするんですよね…。

生産国は選べずランダムなのですが、今回僕が購入したものはメキシコ製でした。大学院時代にメキシコに1ヶ月ほど滞在していたことがあるのでこれは嬉しい。

 

というわけで履いてみるぞ!

 

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Tシャツは米津玄師のUTです。

正気か?というくらいダボダボです。丈なげえ。

もはやサイズ感を間違えたとかいうレベルでなく、あえてそういう最先端のオシャレをしている人なのかも、と思われるくらい合ってないです。

 

いくらリジッドデニムだからって、これを洗濯して適正サイズまで縮むのだろうか…、と非常に不安になりました。

 

1stウォッシュ

さっそく1stウォッシュに取り掛かります。

ネット記事やYoutubeの解説動画を見ると、どうやらぬるま湯で糊を落とし、乾燥機にかければいいそうです。その昔はジーンズを履いた状態で風呂に入って、自分の体型に合わせて縮めるというのが流行ったみたいですが、そんなことをしたら浴槽にインディゴが色移りするので止めておきます。

バケツにジーンズをつっこんで湯を注ぎ1時間ほど放置すると、ドン引きするくらい水が藍色に染まりました。何回かすすいだのち、自宅のドラム式洗濯乾燥機で乾燥させました。

乾燥終了後、洗濯機のドアを開けるとケミカルな匂いがムッと鼻に突き刺さり気分が悪くなりました。皆さんは気をつけてください。

 

1stウォッシュ後のジーンズを履いてみました。

 

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おお! だいぶ縮んだぞ!!

エストはジャスト〜ちょい緩めくらい、レングスは2回くらい折り返すくらいの長さになりました。全体的なシルエットもだいぶスリムになっています。

しかし、この写真からはわかりませんが、尻のあたりにまだダボつきがあります。501自体は緩めのシルエットなのでそういうモノだと言えばそうなのですが、もう少し縮めるとちょうどよさそうです。

 

2ndウォッシュへ…

1stウォッシュしてからしばらく履いていたのですが、やはりまだ緩いので早くも2ndウォッシュすることにしました。しかも今度は最大限に縮めるためにコインランドリーの業務用乾燥機で熱を加えることにしました。

もちろんそんなことをすると少なからず生地は痛むのですが、もともとワークウエアなのだから構わないというスタンスです。

 

結果はこちら。

 

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また同じTシャツですが、部屋着だからです。

ついにジャストサイズに…なったのかな?

レングスについては当初の目論見どおり、ロールアップで収まる形になりました。ウエストについては完全にジャストになった…と思いきや履いているうちにまた伸びてきてちょい緩めになりました。

 

まとめ

ネットショップに掲載されているサイズと、実際に僕が買った直後とウォッシュ後のサイズを比較した結果が下記です。

 

 

ネットショップ掲載値(cm)

実寸値(cm)

 

ウォッシュ前

ウォッシュ後

ウォッシュ前

1ウォッシュ後

2ウォッシュ後

エスト W33

87

84.5

86

82

80

レングス L38

97

87

95

89

85

 

こうしてみると、ネットショップ掲載値よりも実寸のほうが小さいですが、購入時から小さいので個体差かと思われます。

エストの縮みが大きいですが、こちらは履いていくうちにまた伸びることを考慮するとネットショップの掲載値の通り、大きくは変わらないと思われます。

 

たぶん僕のジャストサイズとしてはウエストを1、レングスを2下げたものが適正だったと思います。ちょっと大きめになることを想定していたので、まあ想定どおりではあるのですが。

エストは普段履いているものと同じ、レングスは2〜3インチ上を選べばジャストになるのではという結果になりました。次に選ぶときの参考にしたいと思います。

 

501と格闘しデニム道は奥が深いなあと思いつつ、革製品に比べてあまりハマらないんじゃないかという予感はしています。理由はいくつかあるのですが、今回は語らず。

当面はこの501を履き育てていこうと思います。

 

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革靴と合わせるとアメリカントラッドな感じになってないですか。アメリカントラッドが何なのかよくわからないですけど。

 

おーす!みらいの(ファッション)チャンピオン!

 

Youtubeでファッション系の動画を見ると関連動画によく

「XX代で着てはいけないファッションランキング5!」

みたいな動画が表示されます。

もっと直接的なタイトルになると「ダサいコーディネート5!」みたいなものもあります。

 

Youtubeの特性としてこういったNGランキングのほうが、単におすすめのものを紹介するよりも注目されやすいという面はあるのでしょう。

 

システム開発においても「こうしたら上手くいく」みたいなベストプラクティスを実践するよりは、「こうするのは止めておけ」というアンチパターンを頭に入れるほうが効果が出るのが早いです。*1

 

確かに「ファッションにそれほど興味はないけれど、でもダサいとは思われたくない」という人にとっては需要がある情報なのだと思います。

 

 しかしそういったインフルエンサーの言う通りに地雷を避けて勧められるがまま無難な服装を選んでいたら、量産型の似たような服装の人間が街にあふれかえるわけです。というか実際にあふれかえっています。

そもそも流行は、「オシャレな人が取り入れる→それを見てみんなが真似する→陳腐化してダサくなる」の繰り返しなので、インフルエンサーの言うことに従った時点でいずれダサくなる未来が確定してしまいます。

 

じゃあどうすればいいか?

答えは簡単で、好きなアイテムを選べばいいんです。

 

僕が好きなファッション系(?)Youtuberのサム・モリソン氏が、某有名ファッション系Youtuberの「Pコートは学生みたいに見えるからダサい」という発言に対して怒りの動画を上げています。

 

youtu.be

この動画の中でサム・モリソン氏はこのように発言しています。

 「着る本人がその服のことをめちゃくちゃ好きだったら良いと思うんですよ。

 やっぱり一番は自分が本当に好きな服を身にまとうことじゃないかな」

 

まさにそのとおりだなと思いました。ダサい服なんてない、その服を着る人間がダサいか格好良いかであって、○○はダサいと決めつけるその態度がダサいのだと。

 

と、ここまで記事を書いていてアラサーの僕は、某国民的ゲームの名台詞を思い出しました。

 

つよい ポケモン
よわい ポケモン
そんなの ひとの かって
ほんとうに つよい トレーナーなら
すきな ポケモン
かてるように がんばるべき

www.youtube.com

 

 

 なんということでしょう、オシャレを目指すこととポケモンマスターへの道は同じだったのです。

 

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つまり、この服を着ればオシャレになれるのかもしれない。

 

ということでオシャレとポケモンの共通点を見出したところで今日はこれまで。

いつになったら具体的にファッションの話をするんでしょうね、このブログ。

*1:システム開発に例えたのは単に僕がSEだからです