Herzのミニショルダーを購入しました 〜the Beautiful World〜
毎週末に1歳の子どもを連れて食料品の買い出しに出かけるのですが、車を持っていないので大容量のバックパックを背負い、子どもを前抱きにしてヒーヒー言いながら歩くことになります。
子どもの体重も10キロを超え、牛乳やらなんやらを買おうものなら総重量は15キロを超えます。自衛隊の訓練なのでしょうか。*1
バックパックの欠点として、ものを出すときにいちいち肩から下ろす必要があります。これがかなり不便で、たとえば子どもを連れて病院に行くときに保険証やら母子手帳やらを窓口に提出するときに面倒なことになります。
サコッシュやボディバッグのような小物入れも考えたのですが。子どもを前抱きにしてリュックを背負っていると、体に密着するようなバッグを身につけるスペースがないわけです。
というわけで、Herzのラップフラップミニショルダーを購入しました。
Herzとは?
Herzは革カバンを主に扱う日本のメーカーです。「丈夫な鞄に仕上げる」をテーマに掲げており、シンプルかつ頑強なデザインが特徴です。
もはや無骨と言っていいほど太い縫い糸と厚い革で仕上げられた鞄は、ひと目見てHerzのものだと分かるほどです。(イタリアレザーを使用しエレガントに仕上げた「Organ」という製品ラインもあります)
東京、大阪、仙台、博多、そして名古屋に店舗があります。名古屋は丸の内駅から徒歩ですぐの場所にあり、販売店と工房が一体となっていて職人さんが売り場に立って製品を紹介することもあるようです。
店舗には大量の革製品にあふれており、ホームページでも豊富なラインナップに驚かされます。基本的には受注生産となるため1ヶ月ほど掛かりますが、店舗に並んでいるものであればその場で持って帰ることができます。
価格も国内のレザーバッグメーカーに比べるとリーズナブルで、実用的なレザーバッグに興味がある方に非常にお勧めです。
今回僕が購入したラップトップミニショルダーも、Herzを代表する厚革である「ラティーゴ」を使用した製品になります。
写真を見て、その厚さがお分かりいただけるかと思います。
鞄でここまで厚い革を使っているのは中々他で見かけません。
もう一つの特色として、革が植物タンニンでなめされているため、経年変化が大きいということが挙げられます。
公式サイトや店舗にもエイジングサンプルがありますが、どれも元の製品とは全く異なる表情に変わっています。経年変化が好きで革製品を愛好している人間にとっては大きな特長だと思います。
購入してテンションが上がっているので、さっそく身につけてみました。
ん???
なんか見覚えがあるような…。
あっ。
キノの旅じゃねーか!!
鏡を見たときに「キノじゃねーか!」と思いましたが、画像検索してよく見てみたら、バッグじゃなくてベルトホルスターですね。よかった、キノみたいになってる32歳男性なんていなかったんだ。
ちなみに僕はキノの旅はほとんど読んでいなくて、電撃文庫では上遠野浩平や秋山瑞人が好きでした。何の話だ。