32歳からオシャレになりたいブログ

32歳既婚男性がオシャレを目指すブログです。

米国流通(USライン)のLevi's 501をリジッドから履き込んでみる

 

 

僕は革製品が好きなのですが、その理由はやはり経年変化を楽しめるところにあります。使い込むほどに唯一の風合いに変化するのは楽しいですし、ひとつのものを長く使っていると愛着が湧きます。

 

そして革製品に並ぶ経年変化するモノといえばそう、デニムです。

ですが、僕はこれまでデニムに対して殆ど興味を持っていませんでした。

今までユニクロのセルビッジデニムを履いていましたが、経年変化を楽しみたいというよりはなんとなく素材感で選んだものであり、特にコレだ!と思って履いていたわけではありませんでした。

 

革製品を愛好するひとのブログを読むと、やはりデニムに対してもこだわりを持っている方が多いんですね。しかもリジッドから履き込んでエイジングさせていく人が多いです。

リジッドとはなにかというと、ジーンズというのは普通店に並んでいる段階ですでにウォッシュ(洗濯)されてある程度色落ちさせているものがほとんどですが、縫製されてから一度も洗われていない状態をリジッド(あるいは生デニム)と呼びます。

リジッドデニムは糊で固められており色落ちも全くしていないので、自分流に履き込んでいくことができます。

 

デニムを何本も履いてきた人がリジッドに手を出す、というイメージがありますが、無謀にも僕みたいなズブの素人がリジッドデニムにチャレンジしてみました。

 

今回購入したのはLevi's 501の米国流通ラインです。

 

item.rakuten.co.jp

 

Levi's 501とは?

いまさら説明するまでもないかもしれませんが、Levi'sの501といえばジーンズの始祖とも言えるものであり、Levi’sが主に炭鉱夫向けのワークウエアとして世界で最初のジーンズを生み出したものを原型としています。モデルによって多少の違いはありますが、基本的にはボタンフライのストレートジーンズです。Levi'sといえば501と言っても過言ではありません。

 

米国流通モデルとは?

米国流通モデルとはその名の通りアメリカで流通している501ジーンズのことです。日本で流通しているモデルとの違いはざっくり以下の通り。

 

 

米国流通

日本流通

生産国

中南米、エジプト

東南アジア

パッチ

サイズ展開

エスト、レングス共に豊富

レングスはほぼ固定

加工

リジッドが主

ウォッシュ加工済みが主

 

 米国流通モデルを選んだ理由としてはリジッドデニムだということもありますが、特にサイズの選択肢が広いことが挙げられます。日本流通のものはほぼレングスが32しかなく、身長185cmの僕が履くとくるぶし丈くらいになってしまうので…。

 

シュリンク・トゥ・フィットとの戦い

 リジッドデニムを選ぶ上でもっとも重要なのはサイズです。リジッドデニムを洗濯するとものすごく縮みます。Levi’sの公式では、「27〜36のウエストなら1インチ、レングスは〜34までなら3インチ、それ以上のレングスなら4インチサイズアップしろ」と書いています。つまりそれだけ縮むということです。

 ややこしいことにネット上の情報も錯綜しており、公式のとおりサイズアップして選べばいいと言うサイトもあれば、縮むことを想定したサイズになっているから普段のサイズを選べば良いという情報もあります。

米国流通モデルを取り扱うネットショップでは実寸値とウォッシュ後の縮んだサイズを載せているところがあります。専門店が書いていることなので、おそらくこれが一番信用できる情報でしょう。

ですが、「細けえことは良いんだよ!」というアメリカン・スピリッツで作られているのか(偏見)、個体差があるらしく、ネットショップ記載のサイズ通りというわけではないようです。

僕が普段履くジーンズはW32/L33〜34なので、今回はW33/L38を買ってみました。

L38は冒険しすぎた気がしますが、普段ロールアップできるほど丈が余らないので、ロールアップするのも良いかと思ったのです。

 

実際に届いたもの

楽天で注文して数日後、ついに米国流通501が我が家に届きました。

 

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これが米国流通かあ…。

正直、日本のヤツと違いはよくわかりません。

 

なんなら生地感は今まで履いていたユニクロのセルビッジデニムのほうが良いです。なにしろユニクロのセルビッジデニムはカイハラ社のセルビッジ生地を使用しており、3万円以上する高級ジーンズと同等の生地になります。

ですが、使われている縫い糸やリベットなどのディティールはやはりLevi'sの良さがあります。生地にこだわるのであればLevi'sのセルビッジモデルを買うべきですが、値段が3倍くらいするんですよね…。

生産国は選べずランダムなのですが、今回僕が購入したものはメキシコ製でした。大学院時代にメキシコに1ヶ月ほど滞在していたことがあるのでこれは嬉しい。

 

というわけで履いてみるぞ!

 

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Tシャツは米津玄師のUTです。

正気か?というくらいダボダボです。丈なげえ。

もはやサイズ感を間違えたとかいうレベルでなく、あえてそういう最先端のオシャレをしている人なのかも、と思われるくらい合ってないです。

 

いくらリジッドデニムだからって、これを洗濯して適正サイズまで縮むのだろうか…、と非常に不安になりました。

 

1stウォッシュ

さっそく1stウォッシュに取り掛かります。

ネット記事やYoutubeの解説動画を見ると、どうやらぬるま湯で糊を落とし、乾燥機にかければいいそうです。その昔はジーンズを履いた状態で風呂に入って、自分の体型に合わせて縮めるというのが流行ったみたいですが、そんなことをしたら浴槽にインディゴが色移りするので止めておきます。

バケツにジーンズをつっこんで湯を注ぎ1時間ほど放置すると、ドン引きするくらい水が藍色に染まりました。何回かすすいだのち、自宅のドラム式洗濯乾燥機で乾燥させました。

乾燥終了後、洗濯機のドアを開けるとケミカルな匂いがムッと鼻に突き刺さり気分が悪くなりました。皆さんは気をつけてください。

 

1stウォッシュ後のジーンズを履いてみました。

 

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おお! だいぶ縮んだぞ!!

エストはジャスト〜ちょい緩めくらい、レングスは2回くらい折り返すくらいの長さになりました。全体的なシルエットもだいぶスリムになっています。

しかし、この写真からはわかりませんが、尻のあたりにまだダボつきがあります。501自体は緩めのシルエットなのでそういうモノだと言えばそうなのですが、もう少し縮めるとちょうどよさそうです。

 

2ndウォッシュへ…

1stウォッシュしてからしばらく履いていたのですが、やはりまだ緩いので早くも2ndウォッシュすることにしました。しかも今度は最大限に縮めるためにコインランドリーの業務用乾燥機で熱を加えることにしました。

もちろんそんなことをすると少なからず生地は痛むのですが、もともとワークウエアなのだから構わないというスタンスです。

 

結果はこちら。

 

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また同じTシャツですが、部屋着だからです。

ついにジャストサイズに…なったのかな?

レングスについては当初の目論見どおり、ロールアップで収まる形になりました。ウエストについては完全にジャストになった…と思いきや履いているうちにまた伸びてきてちょい緩めになりました。

 

まとめ

ネットショップに掲載されているサイズと、実際に僕が買った直後とウォッシュ後のサイズを比較した結果が下記です。

 

 

ネットショップ掲載値(cm)

実寸値(cm)

 

ウォッシュ前

ウォッシュ後

ウォッシュ前

1ウォッシュ後

2ウォッシュ後

エスト W33

87

84.5

86

82

80

レングス L38

97

87

95

89

85

 

こうしてみると、ネットショップ掲載値よりも実寸のほうが小さいですが、購入時から小さいので個体差かと思われます。

エストの縮みが大きいですが、こちらは履いていくうちにまた伸びることを考慮するとネットショップの掲載値の通り、大きくは変わらないと思われます。

 

たぶん僕のジャストサイズとしてはウエストを1、レングスを2下げたものが適正だったと思います。ちょっと大きめになることを想定していたので、まあ想定どおりではあるのですが。

エストは普段履いているものと同じ、レングスは2〜3インチ上を選べばジャストになるのではという結果になりました。次に選ぶときの参考にしたいと思います。

 

501と格闘しデニム道は奥が深いなあと思いつつ、革製品に比べてあまりハマらないんじゃないかという予感はしています。理由はいくつかあるのですが、今回は語らず。

当面はこの501を履き育てていこうと思います。

 

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革靴と合わせるとアメリカントラッドな感じになってないですか。アメリカントラッドが何なのかよくわからないですけど。